建設興業タイムス社主催のセミナーに、パートナー企業としてICT施工をサポートしている森下建設様と一緒に出席し、お話させていただきました。
建設技術者スキルアップセミナー ICT施工対応セミナー2019とのことで、会場には80名近い方々が参加されており、ほとんどが現場責任者や技術者の方々で、ICT施工への注目の高さと新たな情報を求める皆さんの熱気をビシビシと感じました。
セミナーは朝の9時からスタートし、閉講の16時半まで、国交省や県の発注側ご担当、建設機械メーカーの方や建設会社社長様など、森下建設様を含めて合計5名の方々が登壇されました。
行政ご担当からは、「i-Construction貫徹の年」「ICT-Full活用工事」というキーワードを中心に、働き方改革を含めた生産性向上の取り組み強化についてお話がありました。
ICTサポート制度の導入やICT対象工事の工種拡大、今年度の発注見込みについての具体的なお話もあり、まさにi-Construction貫徹の年に向けて着実に取り組みを進められていることがわかります。
私たちの発表では、森下建設の土木部長からICT施工4現場の実績を例に、現場で取り組んだ具体的なICT施工の工程についてをお話しました。

参加者の方々のスライドをご覧になる目や、メモの取り方から、とても集中されていることがよくわかりましたが、それは現場に沿った内容が中心の発表だったからだと思います。
土木部長からのお話に加え、私からは経営コンサルティングのパートナー企業という立場から、次の内容を皆さんにお伝えしました。
- なぜ森下建設様が各現場の実績を、自社のノウハウとして確実に残されているのか
- i-Construction貫徹に向けて、発注者から施工会社、メーカー、測量会社に至るまで、ICT施工に関わる全ての方が同じ目的と方向に向かうことの重要性
- それらを成功させるために必要な企業体制
ICT施工に積極的に取り組み、工事を成功させるためには、現場サイドだけでなく、経営サイドと両輪で進めることが非常に重要です。
そのためには、外注先を含め、施工会社と共に寄り添うパートナー企業が必要であることを、森下建設様とご一緒することで、会場にお越しの皆さまにはよりご理解いただけたと思っています。