流通データの増⼤・処理性能の向上・AIの深化により、これまで不可能と考えられてきた⾼度な判断や複雑な処理が実現しようとしている現代社会。
あらゆる産業において、新たなデジタル技術を利用してこれまでにないビジネスモデルを展開する新規参入者が登場し、ゲームチェンジが起きつつあります。
建設業界でもしきりと「DX」というワードが出回っていますね。そこで今回は、DXについて一部ご紹介させていただきたいと思います。
■DXとは?
デジタル・トランスフォーメーション(Digital Transformation)の略であり、スウェーデンのウメオ⼤学のエリック・ストルターマン教授が2004年に提唱した「デジタル技術が全ての⼈々の⽣活を、あらゆる⾯でより良い⽅向に変化させる」というコンセプトが起源とされています。
一方、経済産業省の中堅・中小企業向けデジタルガバナンスコードによると「デジタル技術やツールを導入すること自体ではなく、データやデジタル技術を使って、顧客目線で新たな価値を創出していくこと。」とされています。
■建設業にとってのDXとは?
国土交通省はDXをどのように定義しているのでしょうか?建設業のDXは「インフラ分野のDX」と呼ばれています。簡単に言うと、「インフラ分野においてもデータとデジタル技術を活用していこう!」ということです。
とは言っても、DXをすぐに業務レベルで導入・活用するのはなかなかイメージが湧きませんね。
ところが、皆さんが既に取り組まれている、あるいはこれから取り組もうとされているICT施工やBIM・CIM活用がまさにインフラ分野のDXなのです。
DX・ICTの導入・推進のために考えるべきこと、それは
「 5~10年後にどんな会社でありたいか?」
「 理想と現状の差分は何か、どう解消するのか?」
と言えるでしょう。
DXを進めるには、適切な外部人材の活用や、経営者・DX担当者が多くの役割を果たすと同時に、取組の実施を通じてノウハウを蓄積しながら人材の育成に取り組んでいくことが必要です。
競争力維持・強化のためには、DX、ICT活用をスピーディに進めていくことが重要ですね。
▼建設DXについて詳しく解説した記事▼
建設業者のためのよくわかる建設DX|今知っておきたい「デジタルトランスフォーメーションからインフラ分野のDXまで」を徹底解説!
https://kensetsu-ict.com/column/5372/#s5372-5
引き続き、皆様のお役に立てる情報をご提供できるよう努めてまいります♪
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※参考資料
中堅・中小企業向けデジタルガバナンスコード(経済産業省)
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/investment/dx-chushoguidebook/tebiki.pdf
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