3/20開催・国土交通省ICT導入協議会の要点をまとめました

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国土交通省で年に2回開催されているICT導入協議会。 3月20日開催された第16回ICT協議会の会議資料の中から、要点をピックアップしてご紹介します。 ■基準類の策定・改定 • ICTの活用のための基準類が拡充してきており、構造物工へのICT活用を推進。 • 今後、中小建設業がICTを活用しやすくなるように小規模工事への更なる適用拡大を検討 • 構造物(橋梁)の出来形管理にICTを活用し出来形管理について効率化を図るため、令和4年度 に橋梁下部(橋脚・橋台)への適用拡大を実施 ■普及拡大に向けた取組 •従来の建設機械に後付けで装着する機器を含め、ICTに必要な機能等を有する建設機械を認定し、その活用を支援 • 中小建設業におけるICT施工の普及促進にむけて、ICT施工の指導・助言が行える人材・組織を全国各地に育成 • 令和5年度からのBIM/CIM原則適用により、中小規模の企業を含め裾野を拡大 • 令和6年度からのより高度なデータ活用に向けた検討を今後実施し、建設生産・管理システ ムの効率化を図る • 紙を前提とする制度からデジタル技術を前提とする効率的な制度への変革を目指す --- ICT施工の普及拡大に向けて各種基準の整備が進んでいますが、それらを理解したところで実際に現場でICT施工をスムーズに実施できるかというとそう簡単な話ではありません。ましてや小規模土工で利益を残すのは至難の業です。 今回の資料の「業界団体からの意見・要望」の中には、「3Dデータを支給して欲しい」やインセンティブなど、小規模土工に対する受注者側の負担軽減を求める声も多く挙がっていました。 早急な改善を期待しつつ、ICT施工の導入には事業者主体の能動的なアクションが重要です。 最新のコラムでは、県下地区の建設業協会のICTサポート説明会をきっかけにICT導入の一歩を踏み出した企業様をご紹介しています。ぜひご参考にしてみてください。 ▼中小建設企業の建設ICT化|きっかけ作りは各地区の建設業協会が最適! https://kensetsu-ict.com/column/6395/

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