皆さんこんにちは、
本日は「Excelコピー&ペーストいろいろ(その5)数式貼付について」です。
今まで、何種類かの貼付方法についてご紹介してきましたが、今回は貼り付けの最後として「数式の貼付」に絞ってご紹介します。
上の図のようにマウスの右クリックでのメニューで行う場合、
数式の貼り付けには「通常貼り付け」と「数式の貼り付け」の二つの方法があります。
ただし、ここで注意していただきたいことがあります。以下の図をご覧ください。
これは、現行価格に指定の値上げ率を加算して改定価格を算出する表です。
ここで商品Aの改定価格は計算式となっていますが、
セルC5の数式が”=B5*(1+C2)”になっている場合、このセルをコピーしても商品B、Cの改定価格は正確に計算されません。
というのはコピーされると参照したセルが動いてしまい、
例えばセルC6の数式は”=B6*(1+C3)”のようになってしまうからです。
この場合、コピーもとのセルC5の数式を”=B5*(1+$C$2)”としておく必要があります。
やり方はセルを編集中、C2の場所にマウスカーソルを移動(クリック)し、[F4]キーを押します。
この状態のC5セルをC6,C7セルにコピーすれば、正しく計算できます。
この”$C$2”のように参照先を固定することを「絶対参照」といいます。
今回でコピー&ペーストは終了しますが、この「絶対参照」については次回以降改めて詳しくご紹介しますね。