今回は、とある企業様向けのICT施工講習に受講生として参加させていただいた際の様子をお届けいたします。講師は宮川さんが務め、私はZOOMでのリモート参加でした。
講習の内容の詳細をお伝えできないことが少々もどかしいですが、例えばローカライゼーションという話題一つを挙げても、抽象的な理解を超えて「実際の現場の地形上のどこにGNSSの基準点を設置したか」といった実践的な情報に触れられ非常に勉強になりました。
参考記事:ICT施工ワンポイント講座【第2回】ローカライゼーションとは?
上リンク先記事のように、施工範囲のすぐ外側を基準点で囲むことができれば理想なのですが、そうとばかりも行かない現場例もいくつか紹介していただきました。GNSSのマルチパスが気になる山岳や基準点を設置できない水面(河川)に囲まれた現場で、実際にどのように解決したかという実例などです。
また「ローカライゼーション基準点の三脚は杭で念入りに地面に固定し、夜になったら三脚は現場に残してGNSS受信器の部分だけ取り外して持ち帰る」といった手順は、考えたら当然ですが現場を知らないと思い至らないことでした。こうした部分は今後埋めていくべきギャップですね。
他方「地上レーザースキャナーの設置点からの入射角が浅いと影になってスキャンできない部分が生まれるので注意」といった話題では、点群に触れていたこともあり現場に立った際の状況を具体的にイメージできるようになっていました。
今回は短い記事となりましたが、引き続きスピーディーな成長を目指してみなさまと一緒に頑張らせていただきます! また次回お会いいたしましょう。