バンテリンドーム ナゴヤ(名古屋ドーム)でのドローン空撮模様

今回は以下のリンクの昨年11月の名古屋ドームでの空中撮影の様子を、コヤマくんこと私の目線からお届けしたいと思います。

関連記事:「バンテリンドームナゴヤ(名古屋ドーム)」でドローン空撮を行ってきました。

ドローン空撮模様

 

ドローンの操縦は弊社の安全基準に則り2人体制です。吉田さん、宮川さん、川口さんがローテーションで操縦士、副操縦士を勤めていました(私はその様子を少し離れてiPhoneで撮影していました)。

さて、余りにも広い空間のため少し不思議な感覚ですが、このような密閉式ドームは法律上「屋内」に相当しますので航空法上の規制はありません。法的な扱いとしては体育館で練習するのと同じということになります。

飛行するドローンを生で見るのは実は私にとっては初めてでした。今回飛ばしたファントムは想像より小さな飛行音で離陸し、ドーム内というGNSSを受信できない操縦難易度の高い環境下でも安定した挙動を見せていました。格好いいです。

移動と静止がスムーズに切り替わる動安定性の高さを感じさせる機動でしたが、これは機体性能とICTチームの操縦技術のたまものですね。

もう一つ驚いたこととしては、撮影されたリアルタイムの映像が想像以上に綺麗だったことです。モニターを隣から覗かせていただきましたが、プロポに接続されたiPad mini には試合の空撮映像が最大画質で滑らかに映し出されていました(距離や環境要因もあるでしょうが、てっきりラグやブロックノイズがもっと乗るものとばかり思っていました)。

今回の学び

さて画質に見とれていた私が、モニターからドローンへと視線を戻すと…いえ、ドローンへと視線を戻そうとしたのですが、どこを飛んでいるのか完全に見失っていました。

操縦している川口さんには見えているようですが、私の視界からはドローンは背景に溶け込むように消えていました。機体色は反射率の高い白でLEDが点灯しているにも関わらず、です。

しばらく凝視してようやく背景から浮かび上がるように機体の位置が露わになりました。動かない物体は見えづらいため無理もないとはいえ、三塁ベンチから外野までの100m程度の距離でいとも容易く見失ってしまったことは(今回私は見学していただけとはいえ)背筋が冷える思いでした。

※ ボールペンをグーで握って腕をピンと伸ばすと、ペン軸の銀色の部分の太さの中に100m先を飛んでいるドローン(ファントム)は収まって隠れてしまいます。ドローンが視野に占める面積は思いのほか小さいです。

弊社の安全基準でドローンを飛ばす際に操縦士・副操縦士と複数名体制をルール化している理由の一端を実感で理解した瞬間でした。手元のモニターを見なければならない状況でも、もう一人が機体位置を目で追っていれば安心ですからね。

今回の余談

一般企業のレクリエーションのソフトボール大会がまさか名古屋ドームで開催されたことやドームの管理者様にドローン撮影を快諾していただけたことも、本当にありがたい限りでした。個人的にも名古屋ドームは数年前リレーマラソンに出場以来の再訪で嬉しくも懐かしい思いでした。

ご機会いただけたことに、この場を借りて改めて感謝いたします。

(※編注)今回飛ばしたドローン(ファントム)の対角寸法は35cm(回転翼含まず)で、100m先の35cmの物体の成す角度は3.5ミリラジアンです。計算すると綺麗にほぼ0.2度になります。一方、ボールペンのホルダー(銀色のペン軸部分)の太さは2mmで、ボールペンをもって腕を伸ばした時に視野に占める角度はだいたい0.2度になります。

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