ICT建機の精度確認試験に同行しました

前回の記事の続きです。この日は午前中にUAV空中写真測量、午後は同現場でICT建機のデータ設定、精度確認試験実施というスケジュールでした。

午後は具体的にはICT建機の測位システム設定、3次元施工用データ設定と精度確認試験を実施しました。精度確認試験に関して具体的な作業内容は下記の記事に詳しく掲載があります。

【ICT活用工事での精度確認②】ICT建機の精度確認とは

 

キャリブレーション(較差)の言葉通り「ICT建機という巨大な計測器の示す数値が許容誤差範囲内かどうかを、別の計測器で確かめる」、今回の場合は建機のブレード先端にTSのプリズムを当てて「建機が示す座標」と「TSが示す座標」を照合する作業です。

ICT建機にはTS追尾式やGNSSを用いるものなど種類がありますが、今回の現場では「ネットワーク型RTK-GNSS」を用いるタイプです(詳しくはこちらの記事に記載があります)。

 

さて実は今回、衛星の受信状況などの要因で測位精度が少々ご機嫌ナナメな場面もあったのですが、現場代理人の方のご協力のもと実験を行い、その場で原因を突き止めて精度試験をスケジュール通りに完了することができました。

仮説検証の素早さに正直舌を巻く思いでしたが、それよりも、何より現場技術者の方の快いご協力により、スムーズにサポートが完了していました。


建設ICT.comを通じて引き続き、現場サポートの様子をお届けしていきます。また次回の記事でお会いしましょう!

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