DJI Matrice350の精度確認試験を行いました。

先日、当社で新たに導入したドローン「DJI Matrice350」の屋外での初試験飛行時の様子をレポートいたします。※以前の関連ブログ記事(DJI Matrice350RTKを導入しました。

 

この日の目的は、直近に控えるICT活用工事のUAV起工測量に向けての準備でした。屋外での試験飛行によって最新機体の特性を掴むこと。そして国土交通省のICT基準類・要領に従い、適正な精度確保ができることを確認することでした。

屋外での試験飛行の様子。飛行動作がキビキビと速く、操縦者からも感嘆の声が聴こえました。

 

UAV精度確認試験の方法は「国土交通省の3次元出来形管理要領(案)」の運用に従い、空中写真測量での測量成果とTS測量機で実測した結果を比較しながら対応しました。結果は想定通り、高精度での測量精度を確保できている状況でした。

この日、私はUAV飛行中の安全監視員の役割やTS現地計測の役割を担いました。今回は3名体制でのUAV飛行体制をとりましたが、現場条件によっては2名体制(操縦士と副操縦士)でドローンでの空中写真測量を実施する場合もあります。

 

また後日、自治体発注工事の林道新設工事現場にて、この日の検証結果をふまえて測量計画などを準備を行いました。そして新しいドローン機体を活用し、順調にUAV起工測量を実施することもできました。※以前の関連ブログ記事(UAV空中写真測量のサポート現場に同行いたしました

おかげさまで私自身も、ICT活用工事の現場サポートに何現場も携わらせていただくようになっており、実際に現地で作業を行ってみて感じることはUAV測量は「短時間で広範囲の計測が可能であり、高所や崩落しやすい場所などでも、安全性が高く計測ができる手段である」と実感しています。

またUAV空中写真測量の特性として「現地測量後には写真処理ソフトウェアで点群化する後処理が必要にはなりますが、出来上がった点群データにより、パソコン上でいつでも計測範囲全体の地形が正確に把握できる点においても有効な測量手段である」とも感じています。

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引き続き建設ICT.comを通じて、ICTサポートの様子などをお届けしていきます。次回の記事でお会いしましょう!

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