前回に続き、「ICT建設株式会社」のICTサポート事例紹介です。
前回までの記事とあわせてご覧いただけますと幸いです。
最近のICTサポート事例①:大規模道路改良工事での総合マネジメント、延長2.5kmの3次元設計データ作成
最近のICTサポート事例②:ICT構造物工(橋台工)とICT基礎工、BIM/CIM活用工事の総合マネジメントサポート
最近のICTサポート事例③:「ICT建設株式会社」大規模道路改良工事のサポート完工
■最近のICTサポート事例④:
2024年6月より、大規模道路改良工事現場にて「ICT建設株式会社」のICT施工サポートが進行中です。
≪ICT建設株式会社とは≫
「ICT建機による施工」だけではなく「ICT施工計画サポート」から「3次元測量」、「3次元設計データ作成」、「3次元出来形管理等」まで、現場ごとで求められる最適なICTサポートを提供しています。
≪サポート概要≫
当現場では「ICT土工(掘削工・盛土工)」に加えて「ICT法面工」と「ICT擁壁工」のICT適用工種でもICTサポートを実施しています。
多工種でのICT活用工事の取組み現場であり、元請建設会社様と密に連携しながら取組みを実施しています。ICT建設株式会社としては「ICT施工計画書作成サポート(ICT土工、ICT法面工、ICT擁壁工)」をはじめ「3次元UAV起工測量」や「3次元設計データ作成(ICT土工、ICT擁壁工)」、「3次元TLS出来形管理等」、「電子納品データ」などのフルサポートを行っています。
元請建設会社様は、これまで複数現場にてICT活用工事の実績・経験をお持ちであり、部長や現場所長をはじめ、ICT活用工事の取組みを十分にご理解されている状況です。その上で、より良いICT活用工事を実現していくためにも「ICT建設株式会社」をパートナー企業として活用いただき、現場の施工管理を一つひとつ着実に進められている状況です。
当現場の特徴してインターチェンジ付近の大規模道路改良工事であり、複数の道路線形が複雑に関与している現場です。そのため、3次元設計データ作成の難易度も非常に高い現場条件であり、「ICT建設株式会社」として3次元設計データ作成もお任せいただき対応を行っています。
現在の施工進捗は、逆巻き7次掘削が完了したところであり、年明け早々に逆巻き掘削範囲の3次元出来形測量を予定しています。また、元請建設会社様としてICT建機の施工履歴データも活用しながらリアルタイムな施工進捗を把握されている状況であり、関係各位が密に連携しながら一つのチームとなり、ICT施工が進捗しています。
また先日、ICT擁壁工に関しては3次元TLS出来形管理を実施し、高精度の合格判定が出ている状況です。
≪参考記事:ICT擁壁工の要領化に向けて≫
国土交通省・国土技術総合研究所「令和3年度 産学官連携によるICT施工の基準類作成に関する公募」への提案
道路改良工事におけるICT施工(土工、法面工、アンカー工、軽量盛土工、擁壁工)
こちらで年末年始の期間にお届けしました「最近のICTサポート事例」のご紹介は以上です。わたしたちはおかげさまで、みなさまからのご縁をいただき、多種多様なICT活用工事、BIM/CIM活用工事の現場にてサポートを実施する機会をいただいています。
今回ご紹介できたのは昨年サポート現場のごく一部の事例でしたので、また改めて、セミナー実施事例などもふくめてご紹介していければと思います。
建設ICT.comでは「オンライン総合マネジメント」をはじめ「オンラインCPDS講習」や「ICTカスタマイズ研修」、「年間電話サポート」などの各サポートメニューとあわせまして、みなさまにお役立ていただけるように情報発信を引き続き一同、心がけてまいります。
改めてですが、2025年も何とぞよろしくお願い申し上げます。