ICT施工がスムーズに進む総合マネジメント活用例【①施工計画】

こんにちは。i-Constructionスペシャリストの吉田です。

わたしたちはICT施工のサポートを行うにあたり、各工程と施工計画時に助言、技術的指導を行う「総合マネジメント」という方法でお手伝いしています。

SGMの総合マネジメントを活用すると、ICT施工に関する社内外の理解度、対応度を可視化でき、施工管理時にイレギュラー対応を含めた助言、作業時の技術的指導を受けることができます。

総合マネジメントの詳細コラムはこちら
ICT施工をスムーズに進めるための支援「総合マネジメント」とは【前編】
ICT施工をスムーズに進めるための支援「総合マネジメント」とは【後編】

これから、ICT施工現場の具体例をもとに、総合マネジメントの有効性についてシリーズ化してお伝えします。まず今回は、施工計画の工程で活用できる総合マネジメントについてです。

施工計画で決めること

従来施工、ICT施工に関わらず、施工管理で大事なのが施工計画です。

施工計画の出来具合で、ICT施工の成功が決定すると言っても過言ではないと、わたしたちは考えています。

ICT活用工事を受注後、仕様書などを確認しながら施工計画書を作成していくのが通常の流れだと思います。
その際にまず決めなければならないのが、出来形管理の技術基準です。

例えば、無人航空機(ドローン)や地上レーザースキャナー、無人航空機搭載型レーザースキャナーなど、国土交通省から発表されている最新の技術基準類の中から、何を使って出来形管理を行うのかを想定します。

※国土交通省webサイトより

現場に最適な技術基準を選択

ICT土工で選択されることが多いのが、無人航空機(ドローン)と地上レーザースキャナーではないでしょうか。

「ICTってドローンで測量する工事でしょ」

さすがに、ここ最近ではこのような言葉を聞くことも少なくなりましたが、i-Construction取り組みの発表当初はこういったイメージが先行していたように感じます。

有人航空機を使った空中写真測量に比べれば、リーズナブルで気軽に利用できるドローンですが、どの現場でも適しているわけではありません。

ドローンは航空機ですから、航空法に基づいた飛行ルールで運用しなければいけません。場所によっては飛行できないエリアである場合や、航空局を始めとする各所への事前申請と許可が必要な場合がほとんどです。

また、風速や電波状況など、飛行可否が環境によって左右されるという特徴から、いつでもどこでも飛ばせるとは言えないのがドローンなのです。

どうしてもドローンが飛ばせない現場では、地上レーザースキャナーなど他の技術を選択することになります。

現場の位置や周囲の環境、測量範囲や測量時期などから、最適な方法を選択し施工計画を立てます。

わたしたちは、この段階から総合マネジメントで現場をサポートします。
なぜその選択をするのかという理由はもちろん、不足があれば知識補充を含めた技術的指導も行います。

その工事現場でドローンはOK!?今さら聞けない建設現場でドローンを使う時の注意事項まとめ

想定しておくべきこと

施工計画書を作成するにあたり、何を記載しなければいけないのかはある程度決まっています。
何をどう記載するのかは、総合マネジメントでお手伝いする際にお伝えしていますが、施工計画書の内容はその工事に対しての最適な工程です。

ところが、イレギュラーが発生するのが日常茶飯事の工事現場。最適な工程とは別に、ある程度イレギュラー発生時の対応方法についても想定しておくと安心です。

例えば、3次元測量に関する計画で必ず記載するのが「要求精度」です。
使用する計測機器と測量計画で要求精度が確保できるのか、精度管理が必要です。

3次元測量の目的は現場の点群データを取得することです。もちろん計測範囲すべてが1度の計測で点群化できるのがベストですが、点密度が不足していれば欠測補間をします。その場合、どう対応するのかをあらかじめ想定しておくと、イレギュラー発生が起因する大幅な工程の遅れを未然に防ぐことができます。

わたしたちはこのような測量時のケース以外でも、総合マネジメントを通して現場に応じたあらゆる想定を行い、できるだけスムーズに工程が進むようお手伝いしています。

現場監督ひとりでは決められない

施工計画一つをとっても、たくさんの判断基準と選択肢があり、工事が始まればそれらはもっと増えていきます。この役割を現場監督がひとりで担うには荷が重すぎます。

同じ現場に入る社内の人、下請けを含めた協力会社のサポートが必要なのは言うまでもありません。

例えば、
伐採範囲は、3次元測量を行うのがドローンか地上レーザースキャナーかによって変わります。
工事基準点は、ICT建機を使用する範囲によって適切な位置が変わります。

一つのことを判断するために考慮しなければならない点がいくつもあるのが、土木施工管理の特徴です。ICT施工の場合にはその点がもっと増えるため、見落としが無いよう万全の体制で臨み、余計な失敗と手戻りを無くすことが効率化への近道なのです。

まとめ

今回は施工計画の工程で活用できる総合マネジメントについて、具体的な例をもとに説明しました。

ICT工事を任されたけど、今の体制では正直不安だと感じたら、総合マネジメントによるサポートをご活用ください。わたしたちは現場監督に寄り添い、協力会社を含めた助言と技術的指導でICT土工の現場をサポートいたします。

シリーズ第2回 ▶ ICT施工がスムーズに進む総合マネジメント活用例【②測位システムの選択】

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